家族性膵癌登録制度

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家族性膵癌(すいがん)登録制度の目的

家族性膵癌リスクの高い人のデータ採取

日本の膵癌患者さん、とくに遺伝的に膵癌の危険性が高いといわれる家族性膵癌患者さんおよびその家族の情報を収集します。

疫学的研究や付随研究で膵癌のことを明らかにします

収集した情報をもとに膵癌の研究をして、日本人における膵癌の病態と危険因子の解明、原因になる遺伝子の特定を進めます。

疫学研究(集団を対象とした研究)で
膵癌患者を有する家族の発癌リスクを明らかにします。

附随研究で
膵癌の発癌メカニズムを解明します
膵癌の早期発見を可能とし、治療成績を向上させます。


欧米では、20年前から大規模な家族性膵癌登録(NFPTRなど)が実施され、多くの膵癌患者および家族の情報、血液や癌組織が系統的に収集されるシステムが確立されています。こうして蓄積された知見をもとに膵癌の適切な診断方法および治療法の開発が現在も進められています。

日本においては、家族性膵癌登録制度は残念ながらこれまでは存在しませんでした。欧米において家族性膵癌登録を基盤として多くの研究が行われ、実績をあげていることから、日本においても家族性膵癌登録を設立し、それをもとに研究を進めることがたいせつです。

日本人における膵癌の病態と危険因子の解明、原因になる遺伝子の特定を進め、効率的なスクリーニング検診による早期診断を実現し膵癌治療成績の向上に結びつけます。さらに、政策レベルで、膵癌スクリーニング検診制度を設けることをめざしています。

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