膵臓癌(すいぞうがん)は、診断と治療が難しい病気ですが、膵癌になりやすいハイリスクの方々を対象として早期診断を行うことが大事だと考えられています。
「家族性膵癌」は、親子または兄弟姉妹に2人以上の膵癌患者さんのいる家系の方に発症する膵癌です。家族性膵癌家系の人は一般の人よりも膵癌になるリスクが高いことが知られています。
日本膵臓学会は、家族性膵癌家系の方や、膵癌について一定の家族歴を有する方(健常者を含む)を対象として、登録制度を開始いたしました。登録した人にただちにメリットがあるわけではありませんが、この登録制度を利用して、早期診断や、新しい治療方法の開発に関する研究を行うことが計画されています。
趣旨をご理解いただき、家族性膵癌登録制度へのご協力をお願いいたします。